|

平成14年10月11日(金),12日(土)の両日、名古屋国際会議場において第108回日本補綴歯科学会学術大会並びに臨時総会が藤井輝久教授(朝日大学歯学部歯科補綴学講座)を大会長として開催されました。今回、メインテーマを「新しい歯科補綴のパラダイムー歯科補綴の専門性ー」とし、メインテーマに沿った、特別講演「岐路に立つ歯科補綴学」、並びにメインシンポジウム「歯科補綴の専門性」が行われました。そのほか、臨床シンポジウム、教育講演、緊急シンポジウム、臨床教育研修、研究教育研修、技術・技工セッションが行われ、約1900名が参加しました。よく13日(日)には第7回認定医研修並びに認定医ケースプレゼンテーション行われました。
今回は大韓補綴学会からの参加に加えて、中華民国補綴学会からも参加があり、約30名の先生方が本学術大会に参加されました。
|
|
|
名古屋国際会議場 |
受付 |

名古屋駅に隣接するマリオットアソシアホテルにおいて、理事会、評議員会、役員懇親会が開かれました。懇親会は、川添堯彬学会長のご挨拶に始まり、斉藤 毅日本歯科医学会長、長坂信夫朝日大学学長、宮村一弘愛知県歯科医師会副会長、David
Felton教授、崔 大均教授(大韓補綴学会長)、林 哲堂教授(中華民国補綴学会長)、蕭 裕源教授(AAP会長)からご挨拶を頂き、三谷春保名誉会員による乾杯で宴に入りました。
 |
|
|
| 藤井輝久大会長 |
川添堯彬学会長 |
斉藤 毅日本歯科医学会長 |
|
|
|
|
長坂信夫朝日大学学長 |
崔 大均教授 |
宮村一弘愛知県歯科医師会副会長 |
|
|
|
|
林 哲堂教授 |
三谷春保名誉会員 |
David Felton教授ご夫妻 |

David Felton教授(University of North Carolina at
Chapel Hill)により「岐路に立つ歯科補綴学」と題して行われました。
|
|
David Felton教授 |

「歯科補綴の専門性」について、川添堯彬学会長(大歯大)が座長を務められ、David
Felton教授(University of North Carolina at Chapel Hill)、チェ・デジュン教授(キョンヒー大学)、赤川安正教授(広島大院)、川和忠治教授(昭和大)によってアメリカ、韓国、日本における認定医あるいは専門医の現状について報告されました。
「オーバーレイデンチャーの過去・現在・未来」は五十嵐順正教授(松歯大)を座長に迎え、真鍋 顕先生(中国・四国支部)には「過去の経過から見た方向性の示唆」を、長岡英一教授(鹿児島大)には「現在・臨床医における運用状況」を、長澤 亨教授(朝日大)には「未来・インプラント支台」をお話頂き、松元 誠名誉教授(東医歯大)には追加発言を頂きました。

伴信太郎教授(名古屋大学医学部附属病院)により「医学教育におけるOSCEの展開」と題して行われました。
|
| 伴信太郎教授と川添堯彬学会長 |
「こんなに使われている義歯安定剤」と題して、高橋英和助教授(東医歯大)により「種類と性質,問題点はどこにあるのか」、早川 巌教授(東医歯大)により「義歯安定剤の現状,義歯安定剤の効果」、浜田泰三教授(広島大)により「取り扱う際の注意点 使用するか否かの選択基準」、渡辺宣孝氏(西関東支部)により「反対の立場から」と題してお話がありました。このシンポジウムはランチョンセミナー形式で行われましたが、会場に入りきれないほどの参加者があり、大変な盛況でした。

「補綴治療のスキルアップ」と題して、祇園白信仁教授(日大)により「全部欠損」、佐藤裕二教授(昭和大)により「部分欠損」、佐藤 亨教授(東歯大)により「少数歯欠損」についてお話がありました。
「エビデンスを「創る」」、「エビデンスを「測る」」、に続く最終回として今回は「エビデンスを「使う」」を取り上げ、名郷直樹先生(作手村国民健康保険診療所)により「大規模臨床試験が大規模なわけ」、福岡敏雄先生(名古屋大学医学部救急医学)により「臨床判断の枠組みとEBM」と題して行われました。
|
|
| 福岡敏雄先生 |
名郷直樹先生 |

「審美補綴におけるオーラルデザイン
―
技工サイドと臨床サイドのチームコミュニケーション」と題して、石橋寛二教授(岩手医大)を座長として,浅野正司先生(浅野デンタルアート)、中村健太郎先生(東海支部)、堀尾浩彦先生(オリオンクリエィティブデンタル)により行われました.
「認定医に求められる補綴診療」と題して学術大会の翌日13日(日)に名古屋国際会議場において行われました。佐藤友彦先生(東京支部)から「患者サイドからみた認定医のあり方」、野谷健治先生(北大院)から「認定医として補綴診療のスタンダードをどう捉えるか」、川良美佐雄先生(日大松戸)から「認定医としての生涯研修」と題して行われました。

口頭発表4題、ポスターセッション14題が行われました。
|
|
|
Lin先生(台北医科大学大学院) |

|
|
|
ポスターセッション・展示会場 |

今回7演題が発表され、審査委員の厳しい質問に各先生方は答えられていました。
|
|
認定医申請ケースプレゼンテーション |
|

第108回学術大会では課題口演は30演題と過去最多の応募がありました。厳重なる審査の結果、優秀賞を下記の6名の先生方が受賞されました。第109回学術大会において表彰されます。
1-1-10
歯のガイドと作業側下顎頭外側極および内側極の運動様相の3次元分析
○細貝暁子,河野正司 (新大院)
1-1-12
噛みしめ時の臼歯部隣接歯間接触強さと咬合接触部位の関係
○呉 相鎬,中野雅徳,坂東永一,重本修伺,西川啓介,松浦広興,石川輝明,竹内久裕 (徳大)
1-1-20
大臼歯全部鋳造冠のマージン部に付着するプラークのpH値と齲蝕原性細菌数の関係
○田中順子,権田幸子,西川 学,松島恭彦,龍田光弘,田中昌博,川添堯彬 (大歯大)
1-2-16
高耐久性加熱重合型アクリル系軟質義歯裏装材の開発−粘弾性と架橋剤添加の有効性−
○村田比呂司,洪 光,地守宏紀,楢崎泰史,川村真弓,浜田泰三 (広大院)
1-2-22 チタン表面上におけるマクロファージからのBMP-2の発現
○武部 純,工藤 努,石岡道久,兼田昌明,伊藤創造,塩山 司,石橋寛二 (岩医大)
1-2-25
下顎骨骨梁構造に関するバイオメカニクス−臼歯部インプラントにおける咬合力方向の影響−
○十河基文,前田芳信,玉川裕夫,清水孝弘,堀坂充広 (阪大)

第107回学術大会から創設されたデンツプライ賞が、題108回学術大会から学術大会参加全評議員による投票により、口演発表・臨床口演、ポスター発表について、有床義歯、クラウン・ブリッジ、その他の3分野で6演題が選ばれることになりました。今回は、以下の6演題が受賞されました。なお、第109回学術大会において表彰されます。
口演発表・臨床口演
1−1−2
咬む力が測定可能な口内描記装置について
○宇佐美博志,加藤栄蔵,森 隆司,田中真介,川口豊造(愛院大)
1−2−7
顎関節症患者の多次元評価プロトコール作成のための予備調査結果 第1報 摂食困難性
○羽毛田匡,杉崎正志,木野孔司,伊介昭弘,児玉純子,雨森陽子,渋谷寿久,佐藤文明,小林明子,儀武啓幸,石川高行,佐藤麗奈,依田哲也,渋谷智明(東医歯大,慈恵医大,東大,九歯大)
2−1−4
キャスタブルセラミックスにおける静疲労および繰返し疲労の影響について
○加来 賢,高橋英和,北崎祐之,三浦宏之(東医歯大院)
ポスター発表
1−3−8
全部床義歯の装着が無歯顎者の身体平衡に及ぼす影響−新義歯装着と歩行安定性−
○藤波由希子,平野滋三,渡辺一騎,早川 巌(東医歯大院)
1−3−18
補助的保持形態が補綴装置の保持力に及ぼす影響−咬合面孔について−
○清水太加志,長田貴幸,割田研司,藤島昭宏,宮崎 隆,川和忠治(昭和大)
2−3−17
顎骨データを用いた骨粗鬆症診断の可能性に関する基礎的検討
○
田中みか子,大橋直子,河野正司,江尻貞一(新大院)
|
臨時総会議決事項
名誉会員推薦
内田康也先生(九州歯科大学名誉教授)
羽生哲也先生(福岡歯科大学名誉教授)
守川雅男先生(九州歯科大学名誉教授)
平成14年評議員追加(平成15年3月31日まで)
津賀一弘先生(広島大学大学院)
大川周治先生(明海大学)
越智守生先生(北海道医療大学)
平成15,16年度日本補綴歯科学会役員人事
(任期:平成15年4月1日〜平成17年3月31日)
会長 大山喬史(東京医科歯科大学大学院)
副会長(次期会長候補) 赤川安正(広島大学大学院)
副会長 野首孝祠(大阪大学大学院)
理事・庶務担当 平井敏博(北海道医療大学)
理事・学術担当 河野正司(新潟大学大学院)
理事・編集担当 石橋寛二(岩手医科大学)
理事・会計担当 櫻井 薫(東京歯科大学)
理事・国際渉外委員長 古谷野 潔(九州大学大学院)
理事・用語検討委員長 田中貴信(愛知学院大学)
理事・医療問題検討委員長 市川哲雄(徳島大学)
理事・会則等検討委員長 細井紀雄(鶴見大学)
理事・広報委員長 冲本公繪(九州大学大学院)
理事・法人化担当委員長 川和忠治(昭和大学)
理事・実技教育検討委員長 皆木省吾(岡山大学大学院)
理事・研修教育検討委員長 川崎貴生(北海道大学大学院)
理事・生涯学習検討委員長 早川 巖(東京医科歯科大学大学院)
理事・認定審議会委員長 矢谷博文(岡山大学大学院)
監事 藤井弘之(長崎大学大学院)
監事 宮地建夫(東京都開業)
東北・北海道支部長 木村幸平(東北大学大学院)
関越支部長 野村修一(新潟大学大学院)
東関東支部長 松本敏彦(日本大学松戸)
東京支部長 早川 巖(東京医科歯科大学大学院)
西関東支部長 森戸光彦(鶴見大学)
東海支部長 五十嵐順正(松本歯科大学)
関西支部長 江藤隆徳(大阪歯科大学)
中国・四国支部長 中尾勝彦(広島県開業)
九州支部長 佐藤博信(福岡歯科大学)
法人格の申請承認
|