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日本補綴歯科学会は1月22日を学会独自の禁煙の日と定めており、
禁煙推進学術ネットワークにおける平成23年1月の禁煙の日を担当することとなりました。

 
社団法人日本補綴歯科学会 禁煙宣言
 
喫煙は「病気の原因の中で予防できる最大かつ単一のもの」(WHO)であり、2005年2月WHOにより「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」が発効された今、我々学会員が社会全体の健康推進のために喫煙問題に取り組むことは使命であると考える。

喫煙はがん、心臓病、脳卒中、肺気腫、喘息など多くの健康被害を惹起し、非喫煙者の受動喫煙によっても肺がんや虚血性心疾患等の疾患の死亡率等が上昇することが報告されている。口腔領域でも、喫煙によってがんの発生が有意に増加するとされており、歯周病においても環境面からみた最大の危険因子は喫煙である。さらには歯、歯肉、補綴装置の着色、口臭等の被害をもたらし、最終的には歯周治療、インプラント治療等の術後結果に影響を及ぼす。生活の質を向上し健康長寿に貢献することを目的とする補綴歯科治療においても重大な危険因子である。

ここに、社団法人日本補綴歯科学会は以下の活動方針をもとに積極的に禁煙を推進することを宣言する。

平成22年3月6日

社団法人日本補綴歯科学会
理事長 佐々木啓一

活動方針

  1. 本学会員は非喫煙者であることを目指し、本学会は会員の禁煙を支援する
  2. 本学会が開催する会議、講演会、市民フォーラム等の会場施設・敷地内の完全禁煙を目標とする
  3. 本学会は病院・診療所等の医療機関・保健福祉施設ならびに学校の施設内全館禁煙を目指す
  4. 本学会員は教育・研究活動において「喫煙と健康」についての教育・研究を充実させる
  5. 本学会は他の学会と連携し、行政を含むさまざまな禁煙運動を支持し、国民の禁煙を推進する

 

禁煙推進学術ネットワークおよび本学会の禁煙に対する取り組みと,喫煙が及ぼす口腔への影響に関する解説

補綴学会は禁煙を目指す
(社)日本補綴歯科学会特命担当委員会 渡邉 恵、市川 哲雄