歯からはじまる健康生活。 社団法人日本補綴歯科学会
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顎義歯とは
口の中や顎に残った傷(欠損)を人工的に補填。
怪我や炎症、あるいは腫瘍の切除手術などが原因で、口の中や顎に大きく傷が遺ることがあります。この傷(欠損)の部位や大きさによっては、噛むこと(咀嚼)、飲み込むこと(嚥下)、あるいは話すこと(発音・構音)などに機能障害を生じます。この傷を人工的に補填し、機能を改善するための特殊な入れ歯(義歯)を、顎義歯あるいは顎補綴(がくほてつ)装置といいます。
顎義歯の補綴例

顎義歯は通常の入れ歯(義歯)よりも大きく、また口の形態が不整形のため、顎義歯の維持・安定は難しいことが多いです。維持・安定の向上のために、最近ではインプラントが用いられることがあります。

ところで、機能回復のためにはこれら顎義歯を作製し装着するだけでなく、積極的な機能訓練(リハビリテーション)が必要です。とくに舌やのどの奥(軟口蓋)に運動障害が遺る場合、いろいろな補助装置や訓練装置を用いて(写真1-5)、専門的訓練を行うことがあります。

舌切除の場合の顎補綴(がくほてつ)例
写真1 舌の動きを印記して   写真2 厚みのある義歯に
軟口蓋に運動障害がある場合の顎補綴(がくほてつ)例
写真3
写真4
写真5

また、顎義歯と同様、顔面に残った傷を人工的に補うこともできます。部分的なお面のような装置で、エピテーゼといいます(写真13)。主要な材料はシリコーン樹脂です。エピテーゼの固定はとても難しいため、最近では固定にインプラントが応用されることがあります。

これらの装置は総称して顎顔面補綴(ほてつ)(装置)といいます。この顎顔面補綴(ほてつ)治療は一般歯科医院では行っていないことが多いので、関心のある方は大学病院歯科(補綴(ほてつ)科)などへご相談下さい。
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