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日本補綴歯科学会について
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理事長からの挨拶

食力向上による健康寿命の延伸
2019年6月
公益社団法人
日本補綴歯科学会
理事長 大川周治

2019‐2020年度(令和元‐2年度)の公益社団法人日本補綴歯科学会理事長を拝命いたしました。本学会会員の諸先生方に対しまして、この場をお借りして改めて感謝の意を表します。
日本補綴歯科学会は1933年に発足後、2005年に一般社団法人、そして2013年に公益社団法人として新たにスタートいたしました。本学会が発足して86年が経過した現在、日本では人口減少と少子高齢化が急速に進展しています。この人口構造の変化に対して、本学会は在宅歯科医療の更なる展開ととともに国民の健康寿命延伸に貢献することが求められていると考えています。本学会の主たる目的の1つが、「顎口腔領域における形態と機能の異常を改善、回復し、もって国民の健康福祉の向上に貢献すること」です。この目的を達成するためには、補綴歯科治療により食力(捕食、咀嚼し、嚥下する力、すなわち食べる力)を向上させるとともに、向上した食力を客観的評価により明示する(数値化して示す)ことが不可欠であり、もって健康寿命の延伸へと繋げていくことが重要です。そして、これを実践できるのが歯科補綴学のアイデンティティであり、「補綴」の核になると同時に補綴の専門性そのものであると考えています。そこで、「食力向上による健康寿命の延伸」を私の期における本学会のテーマとして掲げさせていただきます。
本テーマのもと、学会の基幹事業である学術大会の充実、市民フォーラムによる広報活動強化(大規模災害時の歯科の役割、補綴の周知など)、 JPR(IF,2018:2.636)を基軸に据えた国際貢献の推進、そして歴代の本学会理事長が尽力されてきた補綴歯科専門医の広告開示認定の実現へ向けて準備を進めてまいります。また、本学会は内閣府の承認を得て、2019年4月1日に補綴歯科修練医・認定医・専門医制度をスタートさせました。学際的な発展深化とともに臨床技能の維持向上を達成しうる環境の整備が本学会に課せられた使命だと考えています。より多くの先生方に、補綴歯科修練医・認定医の取得・更新、さらには補綴歯科専門医の取得・更新を基軸として研鑽されるとともに、食力を維持向上させる補綴歯科治療の実践に向けて、ご尽力を賜りたいと存じます。各先生方のご理解とご協力、ご支援の程よろしくお願い申し上げます。